歯磨剤(歯磨き粉)は日常のブラッシングではほとんどの方が使っていらっしゃるかと思います。
フッ素入りだとか、歯周病や知覚過敏症を予防するとか、種類が豊富(過ぎて!?)何を選んでよいのか分からなくなりませんか?
個人的な意見として、私は汚れを落とすことに関しては歯磨剤の種類というより、磨き残しのないようにテクニックを磨いたほうがよいと思っています。むし歯や歯周病にならないようにするにはまず自分のお口の中に合った磨き方を習得することです。磨き残しがあるとフッ素塗布をしてもむし歯になってしまいます。
因みに、市販のフッ素入りの歯磨き剤の中に含まれているフッ素の量は少なすぎて効果がありません。日常的にフッ素を捕り入れたい方は、歯科医院でフッ素ペーストを買うのをお勧めします。
また、歯の質を強くしたい方には、「MIペースト」という製品をお勧めします。これは牛乳由来タンパク質の分解物であるCPPとACPの複合体で、高濃度のカルシウムとリンをお口の中に取り入れてくれます。香りの種類も豊富です(メロン、いちご、バニラ、ヨーグルト、ミント)そして、ただ今限定のチョコレートがでていますよ。これなら歯磨き嫌いのお子さんにもよいかもしれません。
ただし、牛乳由来の成分なので、牛乳アレルギーの方は使わないでくださいね。
知覚過敏症の方には、市販の知覚過敏によいとされている歯磨き剤が効果があると思いますよ。当院のスタッフが実証済みです。
お口の中は一人ひとり異なります。ご自身に合う歯磨き剤やブラシの使用、そして磨き方があります。
このような相談だけでもかまいませんので、当院のスタッフや受付にきいてみてくださいね。