クリニックBLOG

tel_sp.png
メールで問い合わせ

2014.01.27更新

 福岡でもインフルエンザが流行していますね。
 先日、息子が通っている保育園の参観日でしたが、息子のクラスの年少さんの欠席者が多かったです。その上、担任の先生が
「今回のインフルエンザは高熱にならないケースが多いので感染がわかるのが遅れています」と言われたので、気をつけなければ・・・と思っていた次の日の早朝。息子のおでこがいつもより熱かったので、熱を測ってみると37.5℃。その後数回計測しても37.0~37.5℃の熱。微妙だなと思いながらも先生の言葉が気になり急患センターへ連れて行きました。
結果はインフルエンザA型陽性でした。その後もタミフルが効いてきたのでしょうか、38℃になることもなく、2日目は平熱になりました。とはいえ、インフルエンザに感染した場合はやく1週間は登園できないので、これからの残り数日はすっかり元気な4歳児をおじいちゃんとおばあちゃんが相手をしなければならないのです。両親には申し訳ない思いで私は働きます。
 ある医師が「タミフル耐性のインフルエンザが流行っていると言われているが、今年のインフルエンザは高熱が急に出ないために感染がわかることが遅れ、結果的にタミフルの効果のある時期をすぎてしまったために、効かないのではないのか?」と言われてました。確か、タミフルはインフルエンザ感染の症状が出てから24~48時間以内に服用でしたよね。
ひょっとしてインフルエンザ?と思った時にはすでに発症してから数日経過していることもあるかもしれません。実際に、私の息子のケースでも、はじめは「ただの風邪かな?」と思いましたし。
 お子様だけでなく、高齢の方の場合、インフルエンザに感染すると合併症に気をつけないといけません。肺炎や中耳炎も合併症です。タミフル等の薬を発症後48時間以内に服用することで、回復は早いし、合併症にならずにすむでしょう。
37℃を少し超える程度の熱でも検査を受けたほうがよいのかもしれませんね。

前置きが長くなりましたが、インフルエンザの感染予防にガムがよいことを知っていますか?
正確にいうと「ガムを噛む」です。インフルエンザ等のウィルスは乾燥した環境が大好きです。日本の冬は空気が乾燥しているので、ウィルスが蔓延します。ウィルスはお口から身体の中に入っていきます。
ガムを噛むと、唾液がたくさん出てお口の中が潤ってくるので、湿気に弱いウィルスはお口の中で弱ってしまうのです。
マスクで予防するのもいいですが、是非ガムを噛んでみてください。
もちろんウィルスに負けない丈夫な身体作りとワクチン接種は基本ですね。
まだまだインフルエンザは流行すると思います。みなさんも気をつけましょう。


投稿者: 橋本歯科医院

TEL:0949-32-1175 メールはこちら